素敵な人たちへ。。。

結婚指輪・・・・無数にあります。
いろんなブランドから素晴らしいデザインの数々

今年のモデルです。などなどセールストークで・・・
特に女性は、目がハートになり夢見る乙女
わかります、わかります。

ダイヤモンドをあしらい、プラチナの輝き
あるいは、ゴールドのゴージャスな存在感
一生に一度のもの！だから、だから！
ある意味必死に品選びを、お客様はされてますねー
わかります、わかります＾＾

そんな私たちの仕事。

ある時のお話です。

一本の電話がかかってきました。
「あのぉ　エイブルさんですか？」
「はい、そうです」
「律子さん、ＯＯです」
「おぉ～　久しぶりですね＾＾お元気？」
の会話から

「お友達が、結婚するんです、それで私たち
手作り結婚式やってあげたくて・・・・」

あぁ　美しい友情と思いきや・・・

なんとご結婚のお二人は、いまで言う
授かった婚、赤ちゃんがお腹の中に
しかも、親に反対されて、、波乱の真っ只中
旦那さまは、土木関係といえば聞こえは良いのですが・・・・
日雇いのお仕事されてる方、収入が安定してない！

結婚指輪をどうにか作ってあげてほしい
がお友達の相談でした。

「わかりました、ではお二人に伝えてね」と
エイブルにお電話を下さいと言うことを約束しました。

お電話がありました。

ご予約をとり、約束の日にお二人がご来店
頂きました。

「ダブルのおめでとうですね、ご結婚、ご懐妊
おめでとうございます。」

まだ若いおふたり、ちとばかし緊張ぉぉ
うちのお店、概観がどうも高そうに見えるのですーー；
今は、そうでもないけど（笑）

会話の中で。。。
ご主人はバリバリのガテン系
｢オレは、結婚指輪は彼女だけでいいと思っているけど」
彼女「いや、持ってほしい」

だんだんと話していくと
緊張がとけ、やがて笑いが＾＾

「結婚指輪を二人で見に、あちらこちらと
お店を覗きました。とても自分達の手が届くものでは
ないんですね。。。彼が、もう道に座っていろんな
アクセ売っているとこでもいいんじゃないか？と言ったので
見ました、でも・・・・」

そうなんですね、勘当され、職も不安定、（知ってるけど知らないふり）

お二人の結婚指輪に対する思いを聞くことに集中。
どんな形でもいい、二人が結婚したという証がほしいなんですね。

さりげなくお茶をよそおったりして、うちの旦那が耳ダンボになっていました。

私と旦那の思いは、そこで一致しました。ふたりで裏で数秒のミーティング（笑）

「よくわかりました、お二人の結婚指輪をピッタリに
作りましょう。オーダーメイドですね、ただ材料ですね
プラチナやゴールドではなく、シルバーで作りましょう＾＾
結婚指輪だから、プラチナやゴールドでなければいけないと
言う理由はありません、結婚は婚姻届を出せば成立します。
指輪がなきゃできないということでもない、指輪の素材も
関係ありません。それにシルバーも立派な貴金属ですよ」

シンプルに、でもオリジナルなんです。刻印も刻みました。

二人のいえ、三人の喜びは、私たちの想像を超えてましたね。

何度も何度もお礼されましたが、いえいえ
お客様はあなたたちですから・・・私たちは
提案しただけ、エイブルで決めて頂き、ほんとに
ありがとうございました。とどちらも頭を下げ下げしてました。

納品当日、嬉しそうにご来店。
申し訳なさそうに・・・「あの、結婚指輪のケースって
おいくらなんですか？」
よく聞くと、お友達が小さなチャペルでお祝いの結婚式を
やってくれる、（知ってるけど知らないふり）
その時に、もちろん指輪も必要だけど
ケースも必要とのことで連絡があったそうでした。
本人達は、指輪の代金が精一杯。
ケースはかなり高そうにみえてたようでした。
ドキドキが伝わりました。
「ケースは、当たり前につけるものです。裸で
指輪をお渡しはしませんよ。宝石店は
どこでもそうします。」

「私たち、がんばって今度はプラチナの指輪を
買いに来ます。本当に何から何まで、ありがとうございました。」

素敵な結婚式になったようです。
ご紹介のお客様からも、お礼の電話
嬉しかったです。

シルバーの宝石言葉は、若さの主張